札幌コンサートホール専属オルガニスト
Kitaraのシンボル的存在、大ホールのパイプオルガンの魅力を広く深く活用し、世界へ向けて発信する札幌コンサートホール専属オルガニストを、ヨーロッパから毎年招聘しています。これまで23人の若く才能豊かなオルガニストを迎えました。彼らは一年間Kitaraでの専属オルガニストとしての活動をきっかけに大きく成長し、魅力あふれる音楽家として羽ばたいてゆきました。現在の専属オルガニストと、世界各地で活躍する歴代のオルガニストたちをご紹介します。
現在の専属オルガニスト
ヤニス・デュボワ Yanis Dubois

第23代(任期:2022年9月~2023年8月)
1993年フランス生まれ。リジウー音楽院でアンヌ・デュモンテにオルガンを学びはじめ、2009年からカーン音楽院でエルワン・ル・プラドと青木 早希にオルガンを師事。作曲、即興、通奏低音などを学ぶ。18年6月、同音楽院でオルガン学士号、ソルボンヌ大学で音楽学学士号を取得、いずれも優秀な成績を収める。その後、リヨン国立高等音楽院でフランソワ・エスピナス、リズベズ・シュルンベルジェに師事し、20年に修士課程を修了。
2017年9月からカヴァイエ=コル製のオルガンを有するリジウー大聖堂の正オルガニストを務める。
これまでに、オリヴィエ・ウエットやフランソワ・エスピナス、ティエリー・エスケシュ、ミシェル・シャピュイ、ヴォルフガング・ツェラー、ハンス・ダヴィドソン、ビーネ・カトリーネ・ブリンドルフ、アンドレス・セア・ガラン、マルティン・ザンダーのマスタークラスに参加。また、ライプツィヒにあるフェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディ音楽演劇大学ライプツィヒでマルティン・シュメーディングに師事。
2015年、北アイルランド国際オルガンコンクール第3位に入賞するとともにヨハン・ゼバスティアン・バッハ賞を受賞。16年、ピエール・ド・マンシクール国際オルガンコンクール準優勝。19年には、ジャン=ルイ・フローレンツ国際オルガンコンクール準優勝、オリヴィエ・メシアン国際コンクールでは第3位に入賞するとともに新作最優秀演奏賞を受賞。
歴代札幌コンサートホール専属オルガニスト紹介
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第22代ニコラ・プロカッチーニ
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第21代アダム・タバイディ
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第20代シモン・ボレノ
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第19代マルタン・グレゴリウス
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第18代ダヴィデ・マリアーノ
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第17代ジョン・ウォルトハウゼン
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第16代オクタヴィアン・ソニエ
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第15代マリア・マグダレナ・カチョル
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第14代フロラン・ガリエール
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第13代コラリー・アメジカン
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第12代ローラン=シプリアン・ジロー
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第11代シンディ・カスティーヨ
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第10代シルヴァン・エリ
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第9代ギラン・ルロワ
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第8代イェンス・コルンドルファー
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第7代マテュー・マニュゼスキ
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第6代ジャン=フィリップ・メルカールト
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第5代モニカ・メルツォーヴァ
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第4代ファン・マリア・ペドレロ
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第3代ファッサン・ラスロ
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第2代イヴ・ラファルグ
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第1代パスカル・マルソー