札幌コンサートホール専属オルガニスト

Kitaraのシンボル的存在、大ホールのパイプオルガンの魅力を広く深く活用し、世界へ向けて発信する札幌コンサートホール専属オルガニストを、ヨーロッパから毎年招聘しています。これまで25人の若く才能豊かなオルガニストを迎えました。歴代専属オルガニストは、Kitaraでの一年間の活動をきっかけに大きく成長し、魅力あふれる音楽家として羽ばたいてゆきました。現在の専属オルガニストと、世界各地で活躍する歴代のオルガニストたちをご紹介します。

現在の専属オルガニスト

赤枝 サンテソン 留果 Luca Akaeda Santesson

赤枝 サンテソン 留果顔写真

第26代(任期:2025年9月~2026年8月)

2001年イタリアのミラノ生まれ。幼少よりパリ17区クロード・ドビュッシー音楽院にてジャン=フランソワ・アトンのオルガンクラスで音楽の道を歩み始める。 リヨン国立地方音楽院にてリオネル・アヴォ、イヴ・ラファルグに師事。その後リヨン国立高等音楽院にてフランソワ・エスピナス、リズベズ・シュルンベルジェに師事し学士号と修士号を取得。2023年度からは交換留学生としてドイツに渡り、ハンブルク音楽演劇大学にてピーター・ファン・ダイク及びヴォルフガング・ツェラーに師事。現在は同大学の国家演奏家資格課程にてピーター・ファン・ダイクに師事している。

また、在学中からフランス、ベルギー、ドイツ、スペイン、オランダ、スイス、ポルトガル、ノルウェー、日本などの世界各国で演奏活動を行っている。若くして既に多くの国際コンクールで名誉ある賞を受賞しており、2022年ジャン=ルイ・フローレンツ国際オルガンコンクールではグランプリ及び聴衆賞を、第2回オリヴィエ・メシアン国際コンクールでは第2位及びメシアン作品最優秀演奏賞を受賞。23年6月には、オランダのアルクマールで開催された第15回シュニットガー国際オルガンコンクールにて優勝し、24年のECHO(European Cities of Historical Organs)若手オルガニスト・オブ・ザ・イヤーにも選出された。また、ゲーム音楽や電子音楽をパイプオルガンのために編曲するなど、クリエイティブな活動も行っている。

歴代札幌コンサートホール専属オルガニスト紹介