リスト音楽院セミナー

第23回リスト音楽院セミナー

 第23回リスト音楽院セミナーを下記のとおり開催いたします。

セミナー概要

会場 札幌コンサートホール Kitara
日程 2020年2月20日(木)~24日(月・休)までの5日間
※受講生選考オーディションは2月19日(水)に実施

ノン・ディグリー・プログラム入学試験

 リスト音楽院のノン・ディグリー・プログラムの入学試験を実施します。
 詳細についてはリスト音楽院セミナー募集要項をご覧ください。(10月1日(火)から配布予定)

募集年度 2020/2021年度(2020年9月中旬~2021年6月中旬予定)
試験日 2020年2月25日(火)午前中を予定
会場 札幌コンサートホール Kitara 小ホール
募集コース ピアノ、チェロ
申込締切 2019年12月2日(月)

リスト音楽院セミナーとは

リスト音楽院教授による熱心な指導が受けられる貴重な機会

 札幌コンサートホールが1997年の開館以来、毎年開催しているセミナーです。ハンガリーの名門、リスト音楽院の教授たちによる熱心な指導が受けられる貴重な場として、毎年多くの方々が受講しています。セミナーにはレッスンのほか、「講師による特別コンサート」や「特別レクチャー&公開レッスン」、「歴代最優秀受講生によるランチタイムコンサート」、優秀受講生が出演する「受講生コンサート」が含まれ、受講生は自由に聴くことができます。また、このセミナーで選ばれた最優秀受講生には、札幌コンサートホールからの派遣として、世界的なアーティストが数多く参加する「ブダペスト・スプリング・フェスティバル」に出演する資格が与えられます。

日本人学生のために特別にリスト音楽院入学試験を実施

 通常、外国人が同音楽院の入学試験を受験する場合、音源による審査もしくはブダペストでの実技試験を受験する必要があり、日本からの受験生には負担が大きいものでしたが、このセミナーでリスト音楽院学長経験者をはじめとする教授陣が来札するのを機に、札幌コンサートホールに入試事務局を置き、日本人学生のために特別に入学試験を実施しています。
 この札幌で行うリスト音楽院入学試験に合格すると、その場でリスト音楽院への入学資格(Non Degree Programme※)を得ることができます。
 この試験により、伝統ある音楽院の門戸が日本の音楽を学ぶ学生に大きく開かれているのです。

※1年を最短期間としてリスト音楽院で自由に勉強する制度で、履修証明を請求することはできますが、ディプロマ(卒業証明)は取得できません。

レッスンの聴講が可能

 セミナー期間中、レッスンの様子を見学、聴講することができます(有料)。
 どんなレッスンが行われるのか、セミナー受講を検討される方も今後の参考にぜひご活用ください。

これまでのセミナー内容

募集コース
  • ピアノコース…ソロ、ピアノデュオ
  • チェロコース…ソロ、デュオ(チェロ+ピアノまたはチェロ+ヴァイオリン)、トリオ(チェロ+ヴァイオリン+ピアノ)
レッスン
  • 約1時間×2回、日本語通訳付

講師プロフィール

イシュトヴァーン・ラントシュ (ピアノ)István Lantos

シイシュトヴァーン・ラントシュ写真

 ブダペスト生まれ。1968年、リスト音楽院に入学。ショイモシュ・ペーターに師事。69年、バイロイトでバルトークのピアノ協奏曲 第3番を演奏し、デビュー。その後、アメリカ、ヨーロッパ各国で広く演奏活動を行うと共に、国際的な教育者としても活躍。
 1974年よりリスト音楽院で後進の指導にあたり、86年から3年間、北海道教育大学で教鞭をとる。世界でも珍しい初見能力を持ち、驚嘆に値するエピソードは多数。深く広い知識に支えられた、繊細かつ迫力に満ちた演奏で聴衆を魅了している。
 1994~97年、リスト音楽院学長。ブダペストのリスト・フェレンツ国際ピアノコンクールをはじめ、日本国際音楽コンクールほか、各国の国際コンクールで審査員を務める。2018年、ハンガリー政府より最高賞のコシュート賞を授与される。リスト音楽院セミナーには初回から参加。

ミクローシュ・ペレーニ (チェロ)Miklós Perényi

ミクローシュ・ペレーニ写真

 ブダペスト生まれ。7歳でリスト音楽院に入学。その後ローマの聖チェチーリア音楽院に留学。1963年、カザルス国際チェロコンクールで入賞し、カザルスから指導を受ける。70年、ハンガリー政府より「リスト賞」を受賞。74年からリスト音楽院で教鞭をとり、80年に教授に就任。
 ソリストとして世界各国でコンサート出演や、エディンバラ、プラハ、ザルツブルク等の主要音楽祭やプラド(パブロ・カザルス)等の国際チェロ音楽祭へも多数客演。室内楽奏者として、ラーンキ、シフ、ケラー・カルテットら一流の演奏家との共演も多い。
 多数のレーベルに録音があり、栄誉ある「コシュート賞」(80年)、「バルトーク=パストリ賞」(87年)を受賞するほか、ベートーヴェンのソナタ全曲録音CDは、2005年カンヌ・クラシック・アワードを受賞。
 1978年に初来日を果たして以来度々来日し、リサイタルをはじめNHK交響楽団、東京都交響楽団、札幌交響楽団等とも共演。
 リスト音楽院セミナーには第1回の97年及び2006年、09年、11年、13年、15~19年に講師として参加。

ガーボル・ファルカシュ (ピアノ)Gábor Farkas

ガーボル・ファルカシュ写真

 2005年、リスト音楽院卒業。ゾルターン・コチシュとタマーシュ・ヴァーシャリ指導のもと、14年に同音楽院博士号取得。同時に、コモ湖国際ピアノアカデミーにて、ウィリアム・ナボレー氏のもとで研鑽を積む。
 2015年、ニューヨークコンサートアーティスト&アソシエイト主催コンクールにて最優秀賞を受賞し、16年、カーネギーホールにてデビューリサイタルを行う。ワイマール第6回国際リストピアノコンクール第1位、聴衆賞及びベストハイドンソナタ演奏者賞(09年)、ハンガリー全国ラジオピアノコンクール第1位(03年)ほか、多数のコンクールで数々の賞を受賞している。また、12年にはハンガリー最高芸術家賞であるフランツリスト賞を受賞。
 世界各地で演奏活動を行っているほか、ゾルターン・コチシュ、アダム・フィッシャー、小林 研一郎ほか著名な指揮者と共演し、絶大な信頼を得ている。
 現在、東京音楽大学で若い世代の育成にも力を注いでいる。

バラージュ・レーティ (ピアノ)Balázs Réti

バラージュ・レーティ写真

 1974年ブダペスト生まれ。リスト音楽院でジョルジュ・ナードル氏の指導のもと研鑽を積み、98年優秀な成績で卒業。99年よりリスト音楽院で後進の指導にあたり、2007年博士号取得。
 アイルランド ダブリンのナショナル・コンサート・ホール、ドイツのベルリン・コンツェルトハウスなどヨーロッパ各地で演奏するほか、アメリカ、日本、南アメリカ、インドネシア、カザフスタンなど世界各地で演奏活動を行う。また、ハンガリー国内外のピアノコンクールの審査員を務め、日本、イタリア、ポーランド、ペルーなどでマスタークラスを開講し好評を博している。

リスト音楽院とは・・・

 ハンガリーが生んだ偉大な作曲家、ピアニストであったフランツ・リストにより1875年にハンガリー・ブダペストに創立されたリスト音楽院は、作曲家のバルトーク、コダーイ、ヴァイオリニストのシゲティ、指揮者のショルティなど、世界的な音楽家を輩出している歴史ある音楽院です。1960年代以降にはラーンキ、コチシュ、シフなど優れたピアニストが巣立ったことでも知られています。札幌の「リスト音楽院セミナー」の指導教授も同音楽院の出身者。リストに連なる第5世代、第6世代の音楽家が、その伝統を札幌で若い音楽家に直接伝えます。

リスト音楽院の写真

リスト音楽院 大ホール ©Jozsef Hajdu

過去の受講生の声

  • とても勉強になりました。音楽という幅広い世界を改めて感じることができました。他の方々のレッスンもとても良い刺激になりました。ありがとうございました。
    (ピアノコース、10代 女性)
  • 自分自身のレッスンはもちろんですが、他の方のレッスンからも得られるものがとても多く、4日間の毎日が充実していました。先生のアドバイスや周りの受講生の演奏から吸収するものが沢山あり、参加して本当に良かったと思います。ありがとうございました。
    (ピアノコース、20代 女性)
  • 参加が初めてだったので、皆さんとても優秀で、本当に驚き、とても質の高いセミナーだと思いました。また、セミナー自体が良心的で、道外からでも足を運んで学びに来る価値のあるセミナーでした。
    (ピアノコース、20代 女性)
レッスンの写真

レッスンの様子

水野さんの写真

第22回リスト音楽院セミナー
最優秀受講生
水野 優也さん

ブダペスト・スプリング・フェスティバルのレポート

 2019年4月8日(月)、第21回リスト音楽院セミナー最優秀受講生 横山 瑠佳さんがブダペスト・スプリング・フェスティバルのコンサートに出演しました。
コンサートはリストも演奏したことがあるという歴史あるヴィガドーコンサートホールで開催され、多くのお客様にご来場いただきました。横山さんのブダペスト滞在中のレポートをご紹介します。

 2019年4月8日に、ブダペスト・スプリング・フェスティバルのプログラムのひとつとして、リサイタルをさせていただきました。

 会場のヴィガドーは、僕の大好きなブラームスやリストなどの作曲家たちも演奏をした、歴史のあるホールで、そのような素晴らしい場所で演奏することができ、とても光栄でした。

 リサイタルでは、現在重点的に取り組んでいるベートーヴェンの作品や、大事な場面で何度も演奏してきた大切にしている作品を演奏いたしました。

 外国の地でそれらの作品を演奏できる喜びと、全く僕のことを知らない皆様の前で演奏するという不安が混在していましたが、ブダペストの皆様は暖かい拍手と共に迎えてくださり、安心したのを覚えています。

 演奏中も、物凄く集中して聴いてくださり、会場と聴衆と自分がひとつになったかのような雰囲気の中で演奏することができ、とても幸せな時間を過ごすことができました。

 僕にとって最も心に残る演奏会となりました。

 リサイタルの翌日には、ブダペスト市内を散策することも出来ました。

 美しい街並や文化、リストなどの音楽家が過ごしたブダペストの雰囲気を堪能することが出来、ピアノを弾く身にとってこの上ない貴重な経験となりました。

 このような素晴らしい機会を与えてくださった、リスト音楽院セミナー関係者の皆様、当日も会場まで足を運んでくださったファルヴァイ、ラントシュ先生、いつも応援してくださる皆様に心より感謝申し上げます。

横山 瑠佳
(第21回リスト音楽院セミナー最優秀受講生)

リスト音楽院の写真

第21回リスト音楽院セミナー最優秀受講生
横山 瑠佳さん

コンサートの様子

コンサートの様子

記念撮影の様子

ファルヴァイ先生、ラントシュ先生と記念撮影

事業協賛

サッポロビール株式会社

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