オルガン・アウトリーチコンサート

Kitaraでは、ホールが所有する移動可能な“ポジティフ・オルガン”を学校等へ運び、オルガンの仕組みや歴史についてのお話を交えたアウトリーチコンサートを行っています。オルガンの柔らかな音色に耳を傾けたり、一緒に演奏したり、美しく装飾された楽器を間近から見るなど、様々な体験を通してオルガンの魅力を発見してもらうコンサートです。

アウトリーチとは?

“アウトリーチ”とは、英語で“手をのばす”という意味を持つ言葉。ホール・劇場・美術館などが施設の外で行う活動を“アウトリーチ”と呼びます。
少しでも多くの方に音楽の素晴らしさ、楽しさをご紹介するために、お客様にコンサートホールへお越しいただくのではなく、演奏家が外へ出て音楽をお届けする取り組みです。

<レポート>オルガン・アウトリーチコンサート 山鼻小学校

第5代札幌コンサートホール専属オルガニストのモニカ・メルツォーヴァさんと札幌出身のオルガニスト、吉村怜子さんが札幌市立山鼻小学校で行ったアウトリーチコンサートをレポートします(平成27年2月5日)。

午前8時

Kitaraからオルガンを搬出し、会場となる山鼻小学校へ運びます。
オルガンは湿度や温度の影響を受けやすい繊細な楽器。専門家に依頼し慎重に作業します。

アウトリーチコンサートの様子写真

午前9時

オルガンの調律師が会場に到着。今回のコンサートで使用する草苅オルガン工房製作のポジティフ・オルガンは小型のオルガンですが、使用されているパイプは150本以上!調律は時間との闘いです。

オルガンの写真

午前11時

モニカさん、吉村さんが会場に到着。進行表を確認しながら、リハーサルを行います。
お話の内容、モニターの映像、合奏する曲のテンポなどをスタッフと一緒に最終確認。

チェックの様子

午後0時20分

児童のみなさんと一緒に給食をいただきました!

チェックの様子

午後1時30分

いよいよ本番。オルガンと一緒にリコーダーを演奏したり歌ったり、校歌をテーマにした即興演奏も!オルガンの音の出るしくみや世界のオルガンについても勉強しました。
最後は児童のみなさんから歌のプレゼント。山鼻小学校のみなさん、ありがとうございました。

本番の様子