14:30開場 15:00開演(17:00終演予定)

料金

全席指定(税込)
S 3,500円 A 2,500円
小中高生(各席)500円
【Kitara Club会員料金】
S 3,000円 A 2,000円

プログラム

ガーシュウィン:
 パリのアメリカ人
サン=サーンス:
 序奏とロンド・カプリチオーソ
チャイコフスキー:
 ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35より
  第1楽章
伊福部 昭:
 交響譚詩より 第1譚詩
  アレグロ・カプリチオーソ
エルガー:
 行進曲「威風堂々」 第1番 ニ長調 作品39-1

ほか

出演

指揮・お話/角田 鋼亮
ヴァイオリン/成田 達輝
管弦楽/札幌交響楽団
オルガン/マルタン・グレゴリウス
    (第19代札幌コンサートホール
     専属オルガニスト)

今年の「きがるにオーケストラ」は、次代を担う若きマエストロ、角田 鋼亮と、札幌出身でパリを拠点に活躍するヴァイオリニスト、成田 達輝を迎え「世界の名曲を音楽で巡る旅」というテーマのもとにお贈りします。

―「きがるにオーケストラ」へは初のご出演ですね。どんなコンサートにしたいですか。

たいへん人気のあるコンサートと伺っています。出演することができてうれしいですし、みなさまと心の底から音楽を楽しみたいと思います。音楽は本来「音を楽しむ」ものであり、だれに対しても「きがる」であるべきもの。演奏を「聴く」という言葉はどちらかというと受動的に感じられます。でも私は、みなさんに想像の翼を広げ、演奏からそれぞれの「イメージを広げる」能動的体験をしていただけるステージを創りたいと思っています。

―選曲のポイントや聴きどころは?

作曲家の国民性の違いを伝えたく、できるだけ色合いやスタイル、ジャンルが異なる作品を選びました。たとえばガーシュウィンの「パリのアメリカ人」ではアメリカ人が感じたパリをというように、複数の国が同時に感じられる工夫をしました。

―「駆け抜ける色彩、湧き上がる響き」を活動のテーマとされています。この選曲にも、その思いは反映されていますか。

並んだ作品を聴いていただければ、各国の歴史、言語、風土そして作曲家たちが背負っている文化の違いを感じていただけると思います。その意味では、この演奏会という時空間を、さまざまな色彩が駆け抜けていくかもしれません。

―これまでに成田 達輝さん、札幌交響楽団と共演された際の印象やエピソードは?

成田さんとは私が指揮者を務める大阪フィルハーモニー交響楽団の演奏会でご一緒したことがあります。そのときもチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲でしたが、天衣無縫という言葉がぴったりの演奏でした。札響さんとは昨年初めて共演させていただきました。柔らかく温かな響きが印象的で、身も心も溶けました。大雪の中の演奏会でしたが、帰り道、私の心はポカポカでした。成田さんとも、札響さんとも再び共演できてうれしい限りです。

―みなさまにメッセージをお願いします。

キタラは、音響が身を優しく包んでくれる素晴らしいホール。中島公園の中というロケーションも最高で、演奏会後もその余韻を長く楽しめます。札幌は大好きな街の一つです。美味しいものを食べにプライベートでも訪れています。今回はみなさまと音楽で世界中を旅できるのがとても楽しみです。パスポートもスーツケースもいりません。好奇心と開かれた心だけをお持ちください。

角田 鋼亮

東京藝術大学大学院指揮科ならびにベルリン音楽大学国家演奏家資格課程修了。第3回ドイツ全音楽大学・指揮コンクールで最高位。第4回カラヤン生誕100周年記念の同コンクール第2位。2008年、ドラマ「新春スペシャル・のだめカンタービレ」においては千秋 真一役の指揮指導を務めた。これまでに、東京都響、日本フィル、仙台フィル、名古屋フィル、大阪フィル、京都市響など国内外のプロオーケストラとの共演を重ねている。16年、第11回名古屋ペンクラブ音楽賞を受賞。現在、セントラル愛知交響楽団指揮者、大阪フィルハーモニー交響楽団指揮者、仙台フィルハーモニー管弦楽団指揮者のポジションを務めている。19年4月にはセントラル愛知交響楽団常任指揮者の就任が決まっており、いま日本で最も期待される若手指揮者の一人として活躍の場を拡げている。2歳児の父親。
公式ホームページ http://kosuketsunoda.com/

―ソリストを務めるチャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲より第1楽章」とサン=サーンス「序奏とロンド・カプリチオーソ」の聴きどころは?

「ヴァイオリン協奏曲」はロシアの土俗的な雰囲気がヨーロッパ風に洗練され、人々の心をつかむ普遍的な叙情感を漂わせています。特に第1楽章では、独奏ヴァイオリンの美しさを堪能してください。「序奏とロンド・カプリチオーソ」は、15歳のときからずっとレパートリーにしている大好きな曲です。サン=サーンスはさまざまな学問に精通していた尊敬すべき人格者。それが作品にも感じられます。

―指揮者の角田 鋼亮さん、札幌交響楽団にはどんな印象がありますか。

角田さんとは、大阪フィルの演奏で一度共演させていただいたことがあります。札響とは台湾公演にも行きましたし、尾高先生をはじめ、団員のみなさんにはお世話になっています。でもコンサートは毎回毎回が新しい体験。過去の印象にとらわれず、まっさらなイメージで挑みたいです。

―札幌のご出身ですが、キタラにまつわる思い出は?

HBCジュニアオーケストラが年に一度行うサマーコンサートはキタラが会場でした。大ホールで仲間と演奏できるのを励みに、練習を重ねたものです。また、キタラでは数々のコンサートを聴きました。とくに強烈に覚えているのは、最前列で聴いたイツァーク・パールマンです。

―「きがるにオーケストラ」を楽しみにしているみなさまにメッセージをお願いします。

幅広くたくさんの方々に、気軽にオーケストラを聴いていただこうという素晴らしいコンサートだと思います。私が札幌で暮らしていた少年時代にこれがあったら、絶対に聴きに行きたかったです。みなさんで、どうぞいらしてください。

成田 達輝

1992年、札幌市生まれ。桐朋女子高等学校音楽科(男女共学)を卒業後、2011年よりパリ国立高等音楽院で学ぶ。10年、ロン=ティボー国際コンクール第2位、サセム賞、12年、エリザベート国際コンクール第2位及びイザイ賞を受賞。これまでにドゥエ管、オルレアン響、ブリュッセル・フィル、ルクセンブルク・フィル、NHK 交響楽団、日本フィルをはじめ数々のオーケストラと共演を重ねる。13年、初CD「フランク:ヴァイオリン・ソナタ、フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第2番他」発売。14年、出光音楽賞受賞。使用楽器は、ストラディヴァリウス"Tartini"1711年製(宗次コレクションより貸与)。